UKULELE is the Best of my love

Amazonのサブスクで音楽を聴きながら仕事をしていたら

Emotions の Best of my love が

うわ~懐かしいなぁ、、と、同時に頭の中にウクレレの指板が浮かんでくる

ここでスライドをしてたな、、とか!?

ん!こんな曲ウクレレで弾いたことあったっけ、、。

思い出した。

13年前に配信限定でリリースしたウクレレカバー集 の収録曲でした。


この頃はウクレレコンテストに出演した頃。

ウクレレという楽器に出会って2年ちょっとでしょうか

少しウクレレコンテストのお話をします


音色が好き、とかそういう所に心底惚れ込む、、というよりは

とにかくこの楽器の持つ多様性にどはまりしてしまい、

何か自分のアイデンティティを全開できるような、大きな世界が広がったような気持ちになって、毎日まさしく狂ったようにw ウクレレをかき鳴らしていました。

田舎の片隅で他にウクレレを弾く人もほとんどいない中、ひたすらウクレレを弾く毎日。

そんな中ふと見つけたウクレレコンテストのホームページ。

こういう僕みたいなやつは、実力も知識も無いけど、変に勢いがあったりするんです。それが良かったのか?

恐れ多くも僕はこのコンテストに応募するのです。

音源審査用に1曲録音しないといけない、ということで

夜中に市内から少し離れた川沿いに車を停めて、車の中でレコーダーを置いて録音(外で録音するつもりだったが、思った以上に川のせせらぎ音がでかかったため車内で録音したのでしたw)

ウクレレはコアロハのコンサート。

曲名は伏せておきますw 

そうこうして録音した音源を事務局へ。

これが奇跡的に予選を通過し、全国大会へと進むことが決定しました。

これは本当に嬉しかったことなのですが、

実はこの時一瞬、ほんの一瞬ですが


ウクレレを楽しめなくなってしまいました


「コンテスト」という、評価される世界に入ってしまったからなのだと思います。

ただ、楽しい~~!とがむしゃらに弾いて、ワクワクしているだけではいけないのかな、と自分の中で思ってしまったんですね。


その時、僕のウクレレの師匠が

「キャス君、光田さんのウクレレ使ったほうが良いよ。めちゃ良いけん」


ということで、前々からオーダーしたいと思っていまた

広島在住 光田守彦さんに

全部お任せ、1本オーダーしました。

光田さんの作るMITSUTA UKULELEは今や幻のウクレレ。

オーダーしても4年待ち?とか。

ただ当時はオーダーしたら、たしか2か月くらい?

そのくらいで作ってくださいました。

このウクレレを弾いた瞬間。。

「うお~~。。。!なんだこの音色は。。。!!!」

と、なにかこう感動というか興奮というか(アドレナリン出てそうな感じ)

鬱々としていた自分のたまったパワーが放出されたような感覚になりました。

このウクレレが届いたのがコンテストの2週間前。

これはこのウクレレを使わないわけにはいかない!と

そう思った瞬間に、これはコンテストであるけれど

自分のこのウクレレが好きだ、この音聴いてよ!っていう


「今の自分の気持ちを伝える場なんだ。」と


そこからは本当にもう楽しくて楽しくて、

いざコンテストで、自分の演奏を終えると、

有名なハワイアンシンガーの方が僕の所に来られて

「素晴らしい!!!あなたのウクレレと全く同じものが欲しい!!!」

と、その場で光田さんに電話されて(ていうか僕の携帯でw)オーダーをされました。

値段も聞かず。

その時20代のキャスは思ったのです

「東京はすごい街だ、、」とw


そうこうするうちに結果発表。

キヨシ小林 大先生が

「テクニック賞はキャスさんです」

と。。 いや、これはもう本当に今でも信じられない。

当時のウクレレコンテストはファイナリストの皆さんほぼ全員現役プロのみなさんで、

名だたるプレイヤーの方ばかり。僕のような新参者がここで賞を頂けるとは思っていませんでした。

ただ結果というのは運の世界だと思っています。

僕が優れていたとかそういうことは全くないです。


このコンテストに出たことで僕自身が 

ウクレレは楽しい!

という、、原点の気持ちを取り戻せたことが何より、嬉しかった!


ただこのコンテストをきっかけに色々なことが動いていきます。

まず、とある大手のレコード会社の方から急遽カバーアルバムをリリースしたいというオファーが!!

そこで2週間で17曲アレンジというものすごいスケジュールでレコーディングしたのが最初に書いた配信リリース音源だったのです。

当時は激務すぎて、落ち着いて聴く余裕がなかった


ということで

音源を超久々に引っ張り出して聴いてみました。


楽しいんだろうなぁ、、音が踊ってるなぁ。


当時のスタジオの様子も覚えてる。

弦はあれだ、Hiro stirings のブラックナイロン、3弦巻弦のやつだ、、とかw

あ、この曲難しかったよなぁ


すごく鮮明にあの光景が頭に残ってます。


当時はまだ経験もなかったし、そんな中でも必死で頑張ってる自分の音を聴いて、、

背中を押されているような気持ちになりました。


時間は流れて、、、今こんなコロナの時代になって

当時は誰も予想もしなかったことが起こっています。


リリースをしたレコード会社も無くなってしまいました。

失ったものはたくさんあったけれど、その分 出会えたこともたくさん。

その一つ一つを大切に過ごしていきたいなぁ


長々と書いてしまいましたが

廃盤となったカバーアルバムの最後の曲を

13年経ったKYASが弾いてみました。

あの頃を思い出しながら


Best of my love/ The Emotions

https://www.youtube.com/watch?v=A34pJPZEDwc










KYAS 活動お知らせ

6月27日

KYAS マンスリーWS(+スペシャルライブ guest Herb Ohta Jr.)

https://kyasryo.amebaownd.com/posts/18114537

7月10日 

フラダンス教室発表会(ゲスト出演)

【開場】12:30 【開演】13:00 【終演】16:00 ※予定

【入場料】1,300円

【主催・お問合せ】アロハ・フラ・パラダイス 090-5144-7863

会場 高知県立美樹館ホール

7月11日 配信ライブ(ゲストあり)

7月17日

名古屋Poepoe ウクレレWS & LIVE

7月18日

TRUTH UKULELE CARNIVAL(四日市)

1コメント

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  • 陽子

    2021.06.17 13:09

    しみじみ。。。読ませていただきました。 ジ・ウクレレコンテスト。 あの緊張感とか、臨場感とか、興奮とか・・・。 色々な事を思い出しました。 最後のステージ上で行われたジ・ウクレレコンテスト、テクニック賞受賞の発表はKyaさんでしたね! 受賞する側から見る風景と、受賞される側から見る風景は、別世界なのでしょうね。 Kyasさんのウクレレの音色は、本当に心に響きます。